コレクト行政!連絡協議会とは?

 コレクト行政!連絡協議会の原点は、ドキュメンタリー映画監督・土屋トカチと、映画監督・高橋玄が、2015年12月にYouTubeに公開した動画『ウソつきと共犯者』です。この動画は、東京都町田市の小学校で発生した「いじめ隠ぺい」事件を、ボランティア活動として社会に告発する内容でした。

 当初、当該小学校や市議会議員、教育委員会の不誠実な対応で、四面楚歌に追い込まれた被害児童家族が、知人であった映画監督・高橋玄に相談したことから明らかにされたもので、現在は被害児童(保護者)が町田市を訴えた裁判が継続中の事件です。この事件の受任弁護士が、後に弊会顧問弁護士となる武田健太郎弁護士でした。

 本件裁判は、町田市行政による隠ぺいが色濃い事件でしたが、裁判を重ねる中で、当初は頑なに「いじめ」の不在を主張していた町田市が段階的ではあるものの「いじめ」の事実を認めるなど一定の成果を上げております。

 そして、この町田市告発の活動を知った川越市民が、後の弊会発起人となる土屋・高橋に「川越現職市長による官製犯罪」として情報提供されたことから本件の刑事告発へと至ったのです。

 現在、東京都豊洲市場の問題や、富山市議の政務調査費不正支出による12名もの辞職など、行政関連の腐敗、不正が連日に渡って報道されています。しかし、それらはメディアが取り上げる行政問題の氷山の一角であり、すべてが全国的なニュースとなるものではないでしょう。

 そこで私たちは、いわば「大ごとになっていない」各自治体の行政問題、官製犯罪を、国民目線から恒常的に追及するための情報提供サイトとして、弊会・コレクト行政!連絡協議会を発足させました。

 コレクト(correct)とは、「正しい、誤りがない、訂正する」といった意味の英語です。コレクト行政!とは、「誤りがない行政を!」という民意を込めて命名されました。

 行政悪への言及活動という性質上、利権がからむ当該地での孤立や反発を避けたい匿名の内部告発者や情報提供者も少なくありません。実名で告発行動をすることが、社会生活上の支障をきたす場合もあります。

 弊会立ち上げの端緒となった、川越市長刑事告発についても、仮に川越市議会が厳しく市長を追及するなどの自治体内部での民主政治が健全かつ公正に機能していれば、市外の有権者である私たちが弊会を組成することもなかったかもしれません。そこには「地元だからこそ言えない」という、ある種の社会的弱者の事情が窺えるのです。また、行政犯罪を慣例化させる「権力者」は、主権者たる市民を「なにも言えまい、なにもできまい」と、傲慢な態度を改めません。 

 こうした当該地の、手段を持てない社会的弱者による証言、告発を事案に応じて社会に開示し、それによって行政犯罪を広く国民が共有することで、公職者の健全化を図る一助になるかもしれないとの想いが弊会のポリシーです。まだ発足したばかりの任意団体ではありますが、今後も独自の方法論で活動を充実させていく所存です。

 なお、弊会事務局は発足現在、既存の映像制作会社に設置しており、専従スタッフも不在なことから、当面は電子メールでのお問い合わせ対応とさせて頂いております。

 

    

 

    コレクト行政!連絡協議会 概要

 

団体種別     任意組合

事務所       169-0072 東京都新宿区大久保2-7-1 大久保フジビル608

              株式会社 創造惑星(内)

 

発起人/代表議長

土屋トカチ(ドキュメンタリー映画監督)

1971年、京都府舞鶴出身。違法労働の実態を記録したドキュメンタリー映画『フツーの仕事がしたい』(2008)が英国第17回レインダンス映画祭、第6回ドバイ国際映画祭でいずれもベスト・ドキュメンタリー賞を受賞し国際的ヒットを記録。以降、原発問題、ブラック企業問題を追及する社会派ドキュメンタリーを数多く手掛ける。2015年、労働組合問題で取材中の『アリさんマークの引越社』副社長の暴言を記録した映像がYouTubeで公開され社会現象的な話題を集め、2017年現在、この問題を追った長編ドキュメンタリー『アリ地獄天国(仮題)』が製作中など、常に社会的弱者の視点から調査報道映像を発信するほか、自らも労働問題のボランティア活動を続けている。ブラック企業大賞企画委員会、レイバーネット日本事務局長。

 

発起人/副議長

高橋 玄(映画監督/作家)

1965年、東京都新宿区出身。東映東京撮影所を経て1992年、商業映画監督デビュー。以降、『ポチの告白』(2009)、『ゼウスの法廷』(2011)など全米配給もされた社会派映画を代表作に、幅広いジャンルの作品を手掛ける他、ペンネームによる作家、ジャーナリスト活動も行う。日本映画としての監督引退作でもある最新劇場公開映画『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』(2015年)は文化庁助成事業として製作・配給され、全国54館で公開されミニシアター系ロングランヒットとなった他、北米4つの国際映画祭招待、中国、台湾、香港、マレーシアを中心として全アジア配給権を中国の大手映画会社・DBXが契約するなど国際的な評価を得ている。日本では劇場公開後、DVD、Blu-ray発売の他、Huluでも配信放送中。

  

 

 

会則

 

1 本会は「コレクト行政!連絡協議会」と称し、事務所を東京都に置く。

2 本会は、主にインターネットを活用して行政犯罪、不正行為に関する情報をネットワーク化すると共に各地方自治体の市民活動団体との連絡・協議関係を構築し、国内における行政犯罪の監視・調査・報道を通じて、その抑止と根絶を目的とする。

3 本会は、原則として本会則に賛同する個人または法人で構成する。なお、労働組合、労働団体等も個人と同等の資格で会員となることができる。

4 本会は、前項の目的を達成するために次の事業をおこなう。

(1) インターネットを活用した行政犯罪に関するネットワークの確立
(2) ウェブ・サイトの運営
(3) 調査・報道活動及び記録映像作品等による言論活動
(4) 国内外の同趣旨の組織との連携
(5) その他、上記目的に附帯する社会事業

5 本会に、協議会総会、運営委員会、事務局を置く。

(1)  総会は本会の最高決定機関として年1回開催し、任期一年とする代表議長、副議長、事務局長の選任、事業報告、決算報告の承認、事業計画、予算の決定、役員の選出などを行う。総会は会員で構成する。

(2)  運営委員会は原則として上・下半期毎に開催し、本会の運営にあたる。

(3)  事務局は日常の活動を推進する。

6 本会に、協議会議長、副議長、運営委員長、事務局長、運営委員、会計監査の役員を置く。

7 本会の会計は、会費、事業収入、寄付金等で賄う。
(1) 本会の会費は年12,000円(各月1,000円)として、任意による会費納入月毎の会員参加も可とする。

    なお、本会各活動への賛同署名、行事等への参加は非会員でも可。
(2) 本会の会計年度は1月1日にはじまり12月31日に終わる。

 

8 本会則は2016年10月1日から効力を発する。